「お知らせ」欄でご案内しました記事を、契約上の重要事項に相当しますので、幅広い告知のため、重複にはなりますが当該BLOGでもご紹介させていただきます。
2022年3月より、昨今の急激な円安が収まるまでのしばらくの期間、通常見積に上乗せして、為替調整金をいただいています。
これに関連するお知らせは、前回2023年3月5日にさせていただきましたが、2022年3月4日の198.85ドン/1円から円の暴落が始まりまして、前回はまだ174.48ドン/1円でした(為替相場の資料をどこで取るかによって、多少の前後はあると思います)。
これが今日現在、ますます悪化の一途を辿り、166.46ドン/1円まで落ち続けています。
私どものロートアイアン各種製作品は、ベトナムで製作しています。
ベトナムの通貨は、ベトナムドンですが、実質的にドルペック制を敷いておりますので、円が対ドルで下落したままに連動してしまうのです。
暴落を始めてからもう1年半以上経ちましたが、実に約16%強もの下落です。
単純に言い換えれば、同じ物の製作を発注しても、何もしていないのに1年半で16%強も原価が上がり続けたままだということになります。
そこで、2023年3月5日現在、製品価格(税前)に10%を掛けた金額を、為替調整金として別項目で上乗せさせていただいていましたが、2024年からはこれを12%に上げさせていただかざるを得なくなりました。
この忌まわしい別途上乗せ金額は、2022年3月4日の相場近くに戻るまで続ける予定です。
ただ一つだけ申し上げますと、ロートアイアン業界はすべて外国で製作しているものと推察します(元々ヨーロッパ由来の建材ですから、それを人件費の高い日本で製作する意味が最初からわかりません)から、すべての同業者が同じ状況で値上げをせざるを得なかったものと思います。
よって、私どもの価格優位性(=為替相場の影響を除いた、ベトナムの日本からの近さと、本場フランスの植民地であった優位性、彼らの今のところの平均年収の優位性)は、ことロートアイアン業界で比較する限り、変わらないのではないでしょうか。
それでは、大変心苦しいお知らせで恐縮ではありますが、引き続きのご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
公式HP内の当該欄は、本日以降順次修正作業を行いますが、ご覧いただいく日付によっては、最新の情報に更新することが間に合っていない可能性があります。ご容赦ください。
記事:ロートアイアンデザイナーT