これぞロートアインの王道デザイン！のゲートが完成しまして、とても素晴らしい見映えです！！

　これぞロートアイアンの王道デザイン！のゲート（門扉、門）が完成しまして、とても素晴らしい見映えですので、ご紹介です（続。
　最近ご紹介してきたものは、どれもチャレンジングな試みや、ロートアイアンの枠を超えた全く新しいデザインのものが多かったので、久しぶりにロートアイアンの世界観にド真ん中ストレートな定番デザインのものをご紹介できて、少し安心感があります。
　まさにクラシカルで、伝統や格式を重んじたスタイル。それでいて、もちろん「おしゃれ」であり、気品を感じ、重厚感や、高級感をまとった、大人なデザインですね。
　フランスやイタリアというよりも、イギリスやドイツといった風情でしょうか。
　さらにセンターにＲ形状でせりあがったフレーミングと、剣先モチーフの装飾が、堅牢さとセキュリティを体現しています。
　中央エンブレム付近の、現代的なデザインで自由に這わせたツタの装飾が、全体的な見映えを古さを感じさせないようアレンジしてくれています。どこか柔らかさも演出してくれているように感じます。
　それぞれの扉の３方にまわっている無数のサークルの装飾には、もちろんそのままでも良かったのですが、今回は特別に花の装飾を組み込んでみました。これによりまして、扉全体にさらにボリューム感が生まれ、引き締まった印象になったことも、特筆すべきオリジナリティの演出になっています。
　この門扉は、門構えの裏に門扉を支える１００ｍｍ角の門柱があるのですが、この両側の門柱込みで全幅約３．２ｍ、最頂部の高さで約２．３ｍと、こちらも当然に日本でよくあるゲートや門扉とは比べ物にならないくらいの、大型両開き門扉です。しかしながら、そう大きく見せないところが、このデザインの妙だったでしょうか。

　前回の取り付け工事中のご紹介の際と異なりまして、装飾の一部に金色の差し色を追加し終わっていますが、印象がガラッと変わりまして、華やかさや美しさ、高級感、派手さ、おしゃれさ、気品などがさらに増しますね。
　反対に、伝統や格式、重厚感、ボリューム感、堅牢な感じなど印象は抑えられるように感じます。
　色の違いや、差し色などの塗装によって、全体の印象に変化を加えられるところも、オーダーメイド・ハンドメイド製作品の妙だと言えます。

　センターの大きなエンブレムは、このゲート（門扉、門）のためだけに、型から起こして製作したものです。このため、日本では他に類を見ないものになります。
　もちろん、本場ヨーロッパではよく見られるデザインですが、こうして見てみると、これだけ大きなエンブレムがセンターに鎮座しているのも、とても良いですね、これ以上ないほどの格式が生まれるように思います。
　さらに、日本では他に見られないという比類なきオリジナリティ！しかもこうしたエンブレム、家紋、ロゴなどを、ファミリー、店舗、お店、会社など、自分達だけのオリジナルなデザインで製作すると、なおさらです。まさに唯一無二の満足感を得られること、間違いなしですね。
　これも、オーダーメイド・ハンドメイドの醍醐味です、皆様も是非！

　記事：ロートアイアンデザイナーＴ