ツール・ド・フランス2023は、最初の休息日を終え、本日第10ステージを迎えます

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 世界最大・最高峰のサイクルロードレース、ツール・ド・フランス2023は、最初の休息日を終え、本日はスプリンター向け第10ステージを迎えます。
 ヴェルカニアからイソワールでの167.2km、微妙なアップダウンが連続する丘陵ステージで、逃げ屋さん向けなのでしょうか。そんなことを言いながら、昨今のスプリンターさん達は登れるから、普通にスプリント勝負になる気もします。
 スプリンターと言えば、休息日前の第9ステージ、伝説のカヴェンディッシュさんが落車リタイアという衝撃がありまして、またも残念な途中経過でした。。。
 老兵はただ黙って去るのみ、は、彼らに関しては見たくなかったですね。

 それにしましても、ここまでの9日間は、ずっと最後のクライマックス3週目のような激しさでした。
 優勝候補トップ2、ユンボのヴィンゲゴーと、UAEのポガチャルがバチバチ過ぎて、他のアシストさん達を置き去りにして、ずっと2人の世界。こんなんで21日間もつのかな。。。そもそもアシストさん達は何しに来ているのかな。。。的な。
 結局、1週目では次のニューヒーロー的な存在の出現はありませんでしたし、やはり今回はヴィンゲゴーを応援するしかないようです。

 写真は、引き続き7日目のゴール地点、ボルドーの街並みから、美しい建物をピックアップしてみました。
 18世紀に建てられた邸宅で、若干控えめながらも建物のデザインがとても美しいのはもちろんのこと、特に正面ゲートが素晴らしいですね。
 それらに比較せずとも、今回のロートアイアンのゲートやフェンスはシンプル過ぎて、もはや普通の鉄工所で製作できそうな簡素なデザインではあるものの、いったい何でしょうね、この一体感は。
 しかも誰の判断で塗ったものか(比較的近年塗ったものと推測します)わかりませんが、あまり見ない青色。
 これがまた、浮いてしまいそうでありながら、何とかギリギリ溶け込んでいる辺りも、不思議でなりません。
 この尋常ではない大きさが、そうさせているのでしょうか。
 さすが、ロートアイアンの本場、フランスです。もっともっと研究と勉強を重ねて、その深淵を知る必要がありそうですね。
 
 日本には、どれだけ真似をしようとも、建物も、ロートアイアンも、この程度ですら達していると思うものは一つもありませんから、なおさら貴重です。
 こんな美しい建物や、庭園、各地の名所やお城、いえ、普段の何気ない生活圏の街並みですら、21日間フランス国内を走り回って、各地の美しい映像を観られるのも、ツール・ド・フランスの楽しみ方の一つだと思います。

 皆様も、是非!

記事:ロートアイアンデザイナーT