ロートアイアンで製作しました、オリーブの枝をモチーフにした装飾に、金色の差し色のサンプル塗装を2種類施したものをご紹介します。
まず、このオリーブの葉っぱも、実も、素材は鉄で出来ていて、ゼロから型を製作したものです。
ですから、世界中で私どもにしか製作できないもので(他の方でもやろうと思いさえすれば出来るでしょうが)、現状は西麻布のカフェの巨大ゲートと、御殿場のイタリアンレストランのオリーブの木の装飾でしか、見ることができません。
さて、今回はオリーブの枝のことではなくて、金色の差し色のお話をご紹介したく。
ロートアイアンの世界では、一般的には黒色であることが多いのですが、お好みによって白だったり、緑青色だったり、ブルーグレーだったり、ヴェルサイユ宮殿のゲート・フェンスに至ってはすべて金色だったりします。
日本ですべて金色にされた方は、私の知る限り、今のところいないのでは。。。っと思いますが、是非やってみていただきたいところではあります。
ただ、全部ではないにしろ、白ベースで一部を金色の差し色にされたり、黒ベースで一部を金色にされたりは、多いものです。
これまでは、市販もしているラッカーの金色で塗装していました。向かって上の、ベージュ系?ピンクゴールド系?の金色です。
今回はお客様のご要望で、より明るく輝く金色にされたいとのことで、いろいろ探したところ、向かって下の、イエローゴールド系の金色を見つけましたので、ご提案のために、2種類ともに2度塗りしてみたのが、今回のオリーブの枝なんです。
塗装ものは何でも、カタログやネットの写真では、実際と印象が違い過ぎて、実物を見てから判断しないと危険なものです。
今回の金色は、それこそヴェルサイユ宮殿のゲート・フェンスの金色に近い輝きがあり、本当に商品名の通り24K金色に近いものを感じます。
この塗装サンプルで、新しく探した金色でOKをいただきましたので、実際にお客様のロートアイアンのゲート(門扉・門)に差し色していきます。
相当に豪華で見映えがするものになると思いますので、また差し色した結果もご紹介させていただきます。
皆様も、是非!
記事:ロートアイアンデザイナーT