新宿西口のど真ん中にあった、小田急百貨店の建物が無くなるそうですね、秋の寂しさが身にしみます。
写真は、今日の昼間のものです。ちょうど西麻布で午前中ミーティングがあったので、営業終了日翌日ですし、少し立ち寄ることが出来ました。
ちなみに今日は、既に解体に向けた店舗内の片付けが始まっているようでしたが、周辺は写真を撮る人でいっぱいでした。
それくらいたくさんの人の心に残っているのかと、感慨もひとしおです。
ゴルバチョフ元大統領に、エリザベス女王に、稲盛和夫さんに。。。何か時代を象徴するものが次々と失われていく中、京王線沿線で育った私としましても、同じ新宿駅西口をターミナルとする小田急線はライバルというか仲間というか、そんな感覚でいたものですから、また大きなものが失われたような喪失感です。昭和が音を立てて崩れていっているような。
その微妙な2路線を例えていうならば、私も出身である慶應義塾と、早稲田みたいな。仲が良いんだか、悪いんだか、みたいな感じでしょうか。
そんな訳で、余計に大きな喪失感があります。
ちなみに跡地は、隣のミロード含め超高層ビルに建て替わるそうですが、これは西口街区再開発として小田急とメトロがやるんだそうです。
同じく隣の京王百貨店などは別に北街区再開発として、甲州街道の向かいを南街区として、京王とJRがやるんだそうですが、小田急跡地に比べると、京王跡地だけかなりショボい。
全部一緒にして、もっと巨大なビルにするなり、何か新宿の、いえ、日本の起爆剤になるような計画にはなり得なかったのでしょうか。これでは、東京駅周辺や、渋谷駅周辺に全然勝てない気がしてなりません。
プロジェクトの全容を調べた訳ではありませんので、本当はいろいろあったのだと思いますが、計画概要図を見ているだけだと、どうしても京王が一人負けしたような印象を受けてしまいました。
もうダブル、トリプルの喪失感(苦笑、知らなければ良かった。。。
記事:ロートアイアンデザイナーT