大田区の新築ビルを飾る、ロートアイアンの手すりやパネル、列柱、ランプなどのデザインスケッチが、おしゃれでカッコいい感じに仕上がりましたので、ご紹介します。
全体のデザインコードは、ロートアイアン伝統の装飾とは一線を画しまして、かなりモダン寄りで、現代アートのような大胆で自由な柄で構成しました。
ここまで大胆なデザインは、今だかつて見たことがありません。いえ、スペイン・バルセロナに点在するガウディの作品はもっと凄いですけれど、それに匹敵する勢いだと思います。
バルコニー手すりの横のラインと、これを繋いで全体を魅せる縦のライン、そして建物のフロントでこれら全体と地面・植栽と繋げる役割の列柱とランプの調和が、なかなか素晴らしい出来映えに収まったと思います。
描くのをサボりましたが、上記の通り、列柱のラインには植栽や草花をできるだけ豊かに同居させることが、とても重要だと思います。
どれだけ大胆な現代アート風のデザインにしたところで、やはりロートアイアンはヨーロッパ由来のものです。
植栽や草花が豊かに同居してこそ、ヨーロッパのような美しい街並みに一歩近づくものと信じています。
皆さまも、是非!
記事:ロートアイアンデザイナーT