港区で取り付けました、ロートアイアンの竹のランプが載った門扉も、かなりおしゃれに仕上がりました!
前回の記事でご紹介しました夕景の門扉は、3連門扉(それぞれは親子扉)にFIXパネルなどの組み合わせになっていて、全幅では実に約9m超という、日本中を探しても類を見ないほどの巨大なものになっています。
それに対して今回のものは、その一連のものとは別になっている、同じデザインの単独の門扉です。構造的には、親子扉にFIXパネルの袖が付いています。
特筆すべきは、ロートアイアンの世界観としては珍しい(ヨーロッパ由来の建材なので当然ですが)「和」テイストがふんだんに盛り込まれた、「松竹梅」モチーフのデザインになっていることでしょうか。
梅の花・実の装飾や、竹の葉の装飾、松の葉の装飾がふんだんにあしらわれていて、これらは今回のためだけに特別に型から起こして製作したものになります。
全く新し過ぎる試みに、完成するまでどうなることかと心配半分、楽しみ半分で胸がいっぱいでしたが、特に竹の表現などはびっくりするくらい上手く出来ていて、本物の竹を黒く塗装したのかと一瞬思うほどです。
それと、梅の花もですかね、「おしべ」と「めしべ」?!でしたっけ、花の中心からピヨピヨっと飛び出させたものが、これも案外上手い表現になっていて、思わず微笑んでしまいます。
その苦労もあいまって、全体的にとても感動する出来映えになりました!
さらには、こちらも新しくデザインしました竹の葉のデザインの照明が、こちらは親扉の両脇に2灯とオーソドックスな配置にはなりますが、全体をより引き立たせると共に、まさに夜の雰囲気を各段に上げてくれます。
このような「和」テイストのデザインであれば、ロートアイアンを採用することが難しかった、高級旅館、庭園、温泉、日本料理屋、割烹、伝統工芸品、それらの店舗や会社にも使っていただけるものと思います。
記事:ロートアイアンデザイナーT