祝!世界最高のサイクルロードレース、第111回ツール・ド・フランス開幕!!
なんとスタートはフィレンツェ、長い歴史の中でも、イタリアスタートは史上初だそうです。
なんでしたら、最終日第21ステージも、恒例のパリ・シャンゼリゼを周回してのゴールではなく、ニースで個人タイムトライアルという、何ともモヤモヤする設定になっています。
ギリギリだと噂されているオリンピックの準備に邪魔だったのでしょうか。
または、世界最高峰のスポーツコンテンツの一つであるツール・ド・フランスにも、常に革新が必要なのかも知れませんね。
既に29日にスタートして、初日はバルデが初のマイヨジョーヌ獲得という感動的なシーンもあり、今晩は早くも第3ステージまで終了しました。
ポガチャルがジロ・デ・イタリア制覇からのダブル・ツールを狙って、らしくない大人しいスタートをキメていますが、ライバルに破壊的な差を付けられるステージまで様子見でしょうか。
彼のチームは、今回初めてライバルチームと同等か、それ以上の布陣を揃えたように思います。ポガチャルは毎年一人旅で、ここまで来るのは、長かったですね。
ヴィンゲゴー、ログリッチ、エヴェネプール、その他数人を含めた21日間の頂上決戦、今後の展開が非常に楽しみです。
ちなみに、毎回毎回同じ指摘になりますが、全22チーム176人の内、また日本人は一人も出られていません。
さて、写真は出発地フィレンツェを代表するサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に付属するサン・ジョヴァンニ洗礼堂で、東側の扉、通称「天国の門」です。
この扉(門)に感動したミケランジェロが命名したのだとか。
それほどまでに美しい装飾(彫金)とその技術は、まさに世界を代表する扉、門、門扉、ゲートです。
ロートアイアン屋としては、これらの究極の本物を知っておいて、その美しさに感動し、なるべく自分のデザインに、作品に、少しでも落とし込みたいと希求し続けたいものです。
しかも、この扉が製作されたのは1403年~1424年だそうで、その悠久の年月に驚きを禁じ得ません。
きっと、そんないろいろな想いが紡がれて、ヨーロッパの街並みの美しさに結実しているのだと思います。
翻って日本はどうでしょう。ダイワハウ●や、積水ハウ●、ヘーベルハウ●などをはじめとしたハウスメーカーや、LIXI●や、YKKA●などをはじめとした建材メーカーに妥協しまくって、どうしようもない建物に、いつまで諦め続けるのでしょう。
そこにデザインや文化、芸術、豊かさ。。。何か思想や想いがあるでしょうか?
ありませんね。
80%の方には通じなくても、上位20%の方には思い当たる、刺さる痛いお話だと信じたいところです。
皆さまも、是非!
記事:ロートアイアンデザイナーT