祝!ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕!!(これも、もう古いですが。。。)

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 前回記事に引き続きまして、サボり期間における二番目のニュースと言えば、祝!ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕!!、でしょうか。
 もう少し嚙み砕いて言いますと、世界最大のサイクルロードレース、ツール・ド・フランスにおいては、今年もUAEのポガチャル対ユンボ・ヴィスマのヴィンゲゴーの最高峰の勝負は、ヴィンゲゴーの2年連続総合優勝で幕を閉じました。
 その後の世界選手権においては、エヴェネプールのロード制覇は途中で失速、替わりにファンデンプールが凄かったとしか言いようがありませんでしたが、エヴェネプールもタダでは終わらず、タイムトライアルで勝ちきるという凄み。
 そして迎えた今年のグランツール最終戦、ブエルタ・ア・エスパーニャという流れです。
 毎年オマケのような扱いのブエルタですが、今年はツール2連覇を成し遂げたヴィンゲゴーが参戦、ログリッチに、エヴェネプール。。。ある意味ツールより刺激的なメンツが揃ってしまって、目が離せなくなりました。
 だた、これお話も、もう古いですが。。。なにせ、既に6日間(6ステージ)をこなし、本日が第7ステージ。ちなみに、エヴェネプールが現在のところマイヨ・ロホを着用中です(総合トップに立っています)。
 
 蛇足ですが、前回記事の世界のメジャースポーツのお話から日本の立ち位置を鑑みますと、このブエルタ・ア・エスパーニャには22チーム176人がエントリーしてスタートしましたが、ツールに引き続き、日本人は0人。
 実に、今回も一人も出られません。これが世界の現実です。
 応援とか、髪型とか、フェアとか、そんな低次元なことを言っている場合では、断じてないことが、よくわかると思います。

 さて、話は変わりますが、今回のブエルタは、バルセロナをスタートして、マドリードにゴールするコース設定になっています。
 最初の2日間はバルセロナ周辺を走り回っていましたが、特に初日のチームタイムトライアルにおいては。中心地を横断し、サグラダ・ファミリアの横を抜けるというバルセロナ挙げてのお祭り模様でした。運営的には、いろいろ問題があったようですが。。。
 画像は、そのバルセロナにある、世界遺産、ガウディの作品群の中の最も有名な一つである、カサ・ミラのゲートです。
 カサ・ミラの建築自体が、外観においても内観においても直線部が皆無で、すべて曲線で構成されていると言っても過言ではありません。もはや建物全体が、建築というより芸術作品と言っても過言ではありません。
 想像するに、雨漏りやスキマだらけで大変だと思われますが。。。そんなセコいことばかり気にするから、日本はダメなんですよね(笑
 何が起ころうと、どんな苦労をしようと、伝統・文化・芸術を大切に想うヨーロッパの精神を、今こそ見習わなければなりません。市民レベルで大勢が維持管理していなければ、あの美しいヨーロッパの街並みは無くなってしまっていて、日本のような酷い街並みと一緒になってしまっていたはずです。
 ちなみに、美しい曲線のデザインは、地中海の海岸線や、山並みの稜線をイメージしたそうです。
 このゲートをロートアイアンと言って良いのか微妙ですが、ゲートの曲線のデザインも地中海やヨーロッパアルプスをモチーフにしたのだとすると、より素敵に思えてきますよね。
 いつか、こんな大胆なデザインの門扉・門・ゲートをデザインして、製作してみたいものです。

記事:ロートアイアンデザイナーT