ウィンブルドン2023も終了、テニス界でも大政奉還が起こりましたね

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 この週末にかけて、ウィンブルドン2023も終了しましたが、テニス界でも大政奉還が起こりましたね。
 長期政権であったビッグ4(フェデラーのファンだった自分としては、1プラス3って感じですが)のフェデラー、ジョコビッチ、ナダル、マレー(マレーはここに並べる?!)の時代がついに終わり、今年のウィンブルドン2023では、決勝でそのジョコビッチを破った20歳の新星アルカラスがフルセットの激闘の末、からくも勝利しました。
 今年のグランドスラム(4大大会)の全豪、全仏と取っていて、このウィンブルドンも直近4連覇中というジョコビッチも素直に凄いと思いますが、ようやく一時代が終わってくれたのかと、感慨ひとしおです。
 っと、言いますのも、完全に個人の主観ですが、私、テニスを始めたのはステファン・エドバーグの華麗なネットプレーに憧れたからであり、その後、ピート・サンプラス、ロジャー・フェデラーという系譜が、特にウィンブルドンの天然芝の早いサーフェースでは前に出てのネットプレー有利という伝統とあいまって、とても美しく、素敵に思えたからです。
 ところが昨今、ラケットやガットの進化により、ボールスピードが上がったことが主因とされていますが、後ろでストロークをガンガン打っている方が有利な波が、ウィンブルドンにも押し寄せたことを、とても苦々しく思っていました。そのトップがジョコビッチだったという認識です。
 今回のアルカラスは、20歳で荒い部分もあるものの、フェデラーの後を継ぐ系譜とは言えないまでも、ネットプレーも上手ですし、ドロップショットなども上手い。かなり近い路線にもなり得るように思います。
 とは言え、プレー中も、最後のスピーチも、大会も二人もとても素晴らしく、まずは祝福申し上げたいですね。

 それと、男子車いすの部で17歳の小田さんが優勝されたことも、併せて祝福申し上げます。レジェンド国枝さんの後継となるのかしら。楽しみです。 

 蛇足ですが、これらの素晴らしさに対して、日本のメディアとテニス界の相変わらずの酷さは、目に余ります。
 ほとんど出れないうえ、出ても最上位で2回戦。
 それなのに加藤なにがしの報道を未だに続け。。。あんな炎上商法に、なぜ乗っかるのでしょうか。およそテニスをやっている(いた)すべての人には、あの場所(ネット際)から、フェンス際のボールガールまでノーバウンドで直撃するような球を打つ訳も、意味もなく、あんなものは、故意か、悪意・有過失か、それともそんなコントロールも出来ないド下手クソか、どれかしかあり得ません。
 全く。。。本質に立ち戻ってもらいたいものです。

 写真は、ロンドン中心部からウィンブルドン方面に向かうとすぐ、バッキンガム宮殿のロートアイアンの正面ゲートです。
 まさに世界有数の素晴らしいゲート!っと思いきや、すぐ近くにはケンジントン宮殿やウェストミンスター寺院などもあり、ここのロートアイアンのゲートも負けず劣らず素晴らしい。
 きっとイギリスには、街中に名もなき素晴らしいゲート・門扉・門が無数にあるのだと思います。いつか探しに行きたいですね。

 日本でも、こんな素晴らしいロートアイアンのゲート・門扉・門を拡げていきたいものです。
 皆さまも、是非!

記事:ロートアイアンデザイナーT