またジワジワと円安が進んでいますね、本日12月29日午前中で、また115円台まで落ちそうな気配です。
昨日、12月28日の朝刊ですが、珍しく朝日新聞の一面でも円安の記事が掲載されていました。
日経新聞では、たびたび中面で記事になっていますが、一般紙で、しかもトップは珍しいかも知れません。
一般生活にも、いよいよ悪影響が強まってきたということでしょう。
私ども、ベトナム工場で製作した製作品を日本に輸入している事業形態ですと、早くからマイナスの影響をモロに受け続けています。
さらには、昨今のコンテナ不足問題で海上輸送費用も上がり続ける一方です。
しかも、日本が長年に渡ってゼロ成長の間も、ベトナムは7%成長を続けています。何と今年も7%予測が出ているほど。悲壮感、いえ、もはや腐臭すら漂い出した日本を後目に、ベトナムに行けば皆期待に目を輝かせている状況ですから、雰囲気はもう追い付かれるのは時間の問題、まさかの追い抜かれるまである?!と思ってしまうほどです。
まさに、トリプル苦(苦笑。
それなのに。。。この円安問題を含め、報道があまりされないのは、どうしてなのでしょう?
どこもかしこも、「困っているから補助金よこせ」というロジックが蔓延していますが、それなら輸入業にも出して欲しいものですわ。
いつまでも続けているゼロ金利政策が、いかほど円安に寄与しているのか分析も予測も理解も出来ませんが、もし相当な割合なのであれば、それはもう人災みたいなものです。
そして恐ろしいのは、今後もいつまでも続きそう(=どんどん下落していきそう)な雰囲気です。
2022年のスタートに当たり、このトリプル苦を少しでも解消するため、私どもの製作品達も、残念ながらいくばくかの値上げをせざるを得ません。
新聞の記事をそのまま実現しているようで、心苦しいところです。
この辺りは、また後日別途正式に告知させていただきます。
記事:ロートアイアンデザイナーT