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ロートアイアンの門扉・門・ゲート #014

 ロートアイアンの門扉・門・ゲート#014は、#002のすぐ横に取り付けました、同じデザインの単独門扉になっています。
 #002の門扉は、3連門扉(それぞれは親子扉)にFIXパネルなどの組み合わせになっていて、全幅では実に約9m超という、日本中を探しても類を見ないほどの巨大なものになっています。
 これに対してこの#014は、親子扉にFIXパネルの袖が付いていて、#002ほどではないにしても、全幅2139mm、最頂部高さ2274mmと、日本ではほとんど見ることのできない大きさになっています。

 大きさもさることながら、特筆すべきは、ロートアイアンの世界観としては珍しい(ヨーロッパ由来の建材なので当然ですが)「和」テイストがふんだんに盛り込まれた、「松竹梅」モチーフのデザインになっていることです。
 梅の花・実の装飾や、竹の幹・竹の葉の装飾、松の葉の装飾がふんだんにあしらわれていて、これらは今回のためだけに特別に型から起こして製作したものになります。
 あまりにも斬新すぎるチャレンジでしたが、特に竹の表現などはびっくりするくらい上手く出来ていて、本物の竹を黒く塗装したのかと一瞬思うほどです。
 また、梅の花も同様に、「おしべ」と「めしべ」が意外に多く自由な方向に向いている感じも、とても上手い表現になっていて、鉄で創作したものとは思えません。
 それらの苦労もあいまって、全体的にとても感動する出来映えになりました。
 中央のメインの扉は、全体的な構成は「洋」であるものの、「和」の素材と調和して、意外にもマッチしてくれているのも驚きでした。「和」とも「洋」とも違和感を感じさせなかった辺りは、デザインの妙でしょうか。

 さらには、こちらも新しくデザインしました竹の葉のデザインの照明が、親扉の両脇に2灯とオーソドックスな配置にはなりますが、全体をより引き立たせると共に、夜の雰囲気を各段に上げてくれています。

 これほどのユニークで新しいデザイン、スタイルの門扉は、まさに世界に一つだけのものです。これぞ、フルオーダーメイド・ハンドメイドの醍醐味と言えましょう。

 今回のように「洋」に寄せず、「和」テイストのデザインで振り切ったものであれば、これまでロートアイアンを採用することが難しかった、「和」建築の邸宅、別荘の他、高級旅館、庭園、温泉、日本料理屋、割烹、伝統工芸品、寺社仏閣、それらの店舗や会社にも使っていただけるものと思います。

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