納期の変更の可能性が生じる、受発注・国際海運上の重要な取引条件変更について

コンテナ 海運 輸入 費用削減

 納期の変更の可能性が生じる、受発注・国際海運上の重要な取引条件変更について、お知らせします。
 直近の「お知らせ」では、急激な円安・ドル高(=ドン高)と、これに伴う為替調整金増額についてお知らせしました。
 海外工場におけるロートアイアン製作品の製作と、これを日本に輸入して販売するスタイルである限り、昨今の国際・経済情勢が原価に与える大きな影響は、何も為替要因に限ったことではありません。

 次に影響が大きいのは、製作国ベトナムの安かった物価・人件費が、30年以上も停滞しそのまま没落・消滅すらしそうな日本に対して、高度成長を続けて明るい未来しか見えていないような推移をし続け、その差が年々縮まりつつあることです。
 製作国であるベトナムは、ずっと年率7%ほどの高度成長をし続けていますから、ざっくり言えば、日本に対して年率7%ずつ差が縮まっていく、年率7%ずつ物価・人件費が上がっていく、そう捉えることもできます。
 これは、原価そのものが、比較的固定的な要因として上昇し続けていくものです。
 ですから、これに関しては、製作品そのものの価格を、毎年適正なものに適応させていく(=値上げして調整する)しかありません。

 そしてもう一点、忘れてならないほど大きな要因が、輸入・輸送に関する国際輸送コストです。
 もうかなり以前の話題のようになっていますが、コロナ禍で港湾業務・輸送業務に支障をきたし、主に中国・米国間の物流の混乱から国際的にコンテナ不足に陥り、結果、国際輸送コストが大幅に上昇しました。
 アマゾンなどで小口・大量な荷物が急激に増加し続けていることも、これに拍車をかけているのでしょう。
 私は専門のアナリストでも何でもありませんので、正確なことはわかりません。
 ただ、毎回ベトナムから日本にコンテナ船で製作品を輸入している経緯から、昨今国際的なコンテナ事情は大幅に緩和、正常化したはずです。
 そうであれば、当然ですが通常の市場原理が働けば、値段は下がり元に戻る方向であるはずが、高止まりしたままなのです。
 明らかに、その時に便乗して値上げしたまま、儲け続けています。
 イチ輸入者でしかない私には、これを糾弾する力はありませんが、一般的なあらゆる国内産業であれば、こんなことは許されないというか、そんな悪質な業者は自然と淘汰されるはずです。
 これが、そうならない。

 しかも、見積項目はほぼすべてドル建てで計算されています。ドル建てで払ってないだろ?!っという項目に対しても、です。
 ここに急激な円安が二重の意味で悪影響を及ぼし、国際輸送コストが大幅に上昇したまま固定する事態に陥っています。

 ただ、不透明に高止まりしている国際輸送コストを、為替調整金のような形で、そのままお客様に転嫁するのは、難しい。
 そこで、です。まずは各便の運用基準である、私どもの中の複数のお客様の累積による、合計受注金額基準を、まずは上げざるを得ないという結論に達しました。
 これまでは、取付費などを除く製作品代金の累積合計が税前300万円に達した都度、その便の製作運用を正式にスタートする、っとさせていただいておりましたところ。。。
 これを税前500万円に達した都度、っと、変更させていただきます。
 不透明に高止まりしている国際輸送コストを、少しでも多くのお客様にご負担いただくようにすることで、それぞれの負担感を出来るだけ薄めるための方策です。

 または、20ftコンテナを、私どもの中の複数のお客様だけでほぼ一杯に出来るメドが立った都度に、その便の製作運用を正式にスタートすることに変更、そのどちらかとさせていただきます(=FCLでの運用のみに変更)。

 これまでは、私どもの中の複数のお客様だけでなく、海運業者側の他のお客様も含めた混載便も活用していましたが、正直なところ、混載便にした時は、すべての便で製作品を破壊されたり、費用の算出基準となる製作品の㎥数を大幅に多く誤魔化されたりして、必ず(100%です!)海運業者側と揉めてきました。
 20%も、30%も誤魔化されるんですよ!
 全部実名で資料とともに公表してやりたい気持ちで一杯です。
 現在の日本において、そんな高率で費用を誤魔化されたら、もう民事で済まされず、詐欺、刑事事件で立件可能なレベルですよね。
 しかも、事前のお願いを無視してロクな梱包もせず、製作品をメチャクチャに破壊しておいて、梱包費用も取ろうという腐った根性。それも明らかに、ベトナムの物価水準からはあり得ないほどの高額で。
 いつ思い出しても、怒りしか湧きません。
 こんな悪質なことが毎回ですから、きっと他の方も、必ず同じ想いをしていると思うんですよね。そんな皆さんと、集団訴訟でも起こしてやりたいですわ。
 ですから、今後は海運業者側の他のお客様も含めた混載便の活用は、一切止めたいと思います(=LCLでの運用は停止)。

 それでは、心苦しいお知らせが続いてしまい、大変恐縮ではありますが、引き続きのご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
 公式HP内の当該欄は、本日以降順次修正作業を行いますが、ご覧いただいく日付によっては、最新の情報に更新することが間に合っていない可能性があります。ご容赦ください。