ロートアイアンのキャノピー　＃００６

　ロートアイアンのキャノピー＃００６は、庇面を支える立ち上がりに、ロートアイアン伝統の唐草模様の装飾を連続させ、美しく半円状にラウンドさせたデザインです。
　庇面も、この半円に合わせて多角錐状にせり上がり、全体的な動きを出しています。例えて言うのであれば、身近な傘を半分にしたイメージでしょうか。
　これが意外にもあまり無いデザインで、とてもおしゃれであり、瀟洒でもあり、繊細でもあり、気品に溢れ、豪華でもあり、高級感に溢れ、大人の色気が漂う逸品に仕上がっています。

　蛇足ですが、下で支える腕がこれだけ大きいと、より豪華に見え、高級感が増します。総じて日本で見るキャノピーは、腕が小さく、貧弱に見えるものがとても多いです。是非とも参考にしたいバランスです。