ロートアイアンの門扉・門・ゲート　＃０１１

　ロートアイアンの門扉・門・ゲート＃０１１は、全幅５．４ｍ強という実にダイナミックな６連門扉であり、３枚ずつ折り畳みながら両側に収納された際には、全開口できるという構造で製作しました。
　もちろん普段は、センター片側の扉のみ開閉することで、通常の門扉としての利便性も両立しています。
　扉のデザインは、植物のツタをモチーフとした装飾のベースの中にも、中央部に大きく花をイメージしたアレンジが花開き、上部には同様に大きく葉っぱをイメージしたアレンジがせり出していて、これがフレーム内部まで食い込んでいる辺りが小気味よく、デザインに動きを与えています。
　特筆すべきは、その全体のキャンパスのうえに、ご家族のシンボルである「蜂」の他、蝶、テントウムシが６匹ずつ留まっている点です。
　これらがさらに全体に動きと、楽しさを与えていて、他では見ることの出来ない唯一無二のオリジナリティあふれた世界観を演出しています。
　まさに、これぞオーダーメイド、ハンドメイドの醍醐味といえるでしょう。

　扉本体が縦の格子をベースにしていることや、上部の葉っぱも格子といえば格子柄ですし、そのためか意外にも奥の立派な松と、それほど違和感がなく存在しているのも、興味深いところです。
　この程度のツタのモチーフの装飾であれば、和デザインとも共存し得るのかも知れません。